いちじくの挿し木栽培(5)

休眠期間も間もなく終わり春の復活時期も近いので根元に肥料として発酵鶏糞を施した。
2008年2月29日撮影。
今年は春の復活が遅い、このところ毎日のように昨年の休眠期からの枝についた硬い薄青い蕾を観察しているが今日になって幾分3本の枝それぞれの硬い蕾が膨らんできたような気もする。
2008年3月17日撮影。
いよいよ春の復活の兆しが見え始めた、硬くちじまったすべての枝の頂芽もわき芽も膨らみ青みを帯びて新しい葉がでそうに割れ目ができている。
2008年3月23日撮影。
それぞれ3本の枝の頂芽が大きく割れて若葉がはみ出している。
2008年3月27日撮影。
昨日気がついたが各枝についている丸い芽はどうやら葉の芽ではなくて実の芽のようである、葉の芽にしては丸くてこの芽の大きさならば葉の芽だとするとそろそろ割れ目が入って頂芽のように若葉がはみ出すはずだが、この丸い芽はこの大きさになっても一向に割れ目もできずに丸いままの形である、それに実を思わせるかのようにこの丸い芽の頂部には×の形の黒い模様が見られる、先日NETの友人からの情報によると夏にできる実は前年の秋にできるとのことであるし、たぶんこの芽は実の芽だと思う、各枝の頂芽の下の方に数個ずつこのような丸い実の芽ができている、全部で17,8個ほどあるがこの実芽がすべて成長して食べられる実にまで成長してくれるかどうかはわからない、落果するものもあると思うがともかく今日の時点で実の芽である可能性があることがわかり良かった。
2008年3月29日撮影。
各枝の頂芽はすでに割れ切って若葉が出てきている、この若葉が開くのもあと1,2日と間もない、この下に数個ついているのは確かに実の芽である。ここ2,3日でいよいよ実らしい様相を呈してきている。
2008年4月2日撮影。
ついに葉が開いた、各3本の枝の頂芽と脇枝一本もこのような状態で、開いた葉の内側には既にもう2枚ほどのちじこまった若葉をいだいている、この様子だといっぺんに3枚ほどの若葉が付きそうである。 いよいよ今年も本格的な成長の始まりとなった。
2008年4月5日撮影。
昨日からたった1日でもう新しい葉が開いた、これからは成長が早くて写真撮影も間に合わないほどの速さで次々に新しい葉が開くと思う。 実の芽も同様に成長していていよいよいちじくの実らしい形を呈してきている、果たしてこの20個ほどの実は落下もせずに収穫に至るまですべて成長してくれるのだろうか。
全ての枝がこのような状態で後日もう少し葉が大きくなったら全形の様子を撮影しようと思う。
2008年4月6日撮影。
雨の日が続き写真撮影もここ5日間しなかったがその間にも着実に成長は進んでいてすでに今日には若葉が3枚ほどは開いている。
2008年4月11日撮影。
今日になって気がついたが頂芽から開いた3枚の若葉のすぐ下の実がついているところに隣接して脇枝芽ができて小さな葉が開いている、もう1本の枝にも同じように脇枝ができて葉が開いていてもう1本の枝にも同じように脇枝らしきものができて間もなく葉を開きそうにしている。各枝の下の方にも脇枝ができそうに枝芽ができている。
2008年4月12日撮影。
順調葉が開いて成長している、このところ葉の勢いにとられて実があまり大きくならない、まさかこのまましぼんでしまうのでは?。 全体の様子を撮影してみた。
2008年4月16日撮影。

今日、撮影をしていると近所の奥さんが来て子供時代に体験したイチジクにまつわる思い出話をしてくれた、彼女の話によると「茎や葉を切り取ると出てくる白色の乳液を皮膚のイボのあるところに塗るとイボがとれる」とのことだった、そこで早速イチジクの効能についてNETで検索して見うると驚くなかれ、イチジクには様々な薬効成分があり薬用植物として漢方薬にも利用されているとのことだった、特に「イボがとれる」という効果についてはイチジクには、ベンズアルデヒドという抗がん物質も含まれているとのことだった。 今日の彼女の思い出話はとてもためになるものだった。

このところ順調に葉は開きすでに4枚目の葉も開き5枚目の葉も間もなく開きそうであるが、実の成長が止まっているようで一向に大きくならずにしぼんできている様子である、もしかするとこの実は成長せずに枯れてしまうのかもしれない。
2008年4月20日撮影。
5枚目の葉も開き6枚目の葉も間もなく開きそうであるが、実の成長が止まっているようで一向に大きくならずに赤っぽく色が薄くついてきてしぼんできている様子である、どうやらこの実は成長せずに枯れてしまうようだ、一個でも生き延びて食べられる実に成長してくれれば良いのだが。。
2008年4月26日撮影。

無花果に詳しいNETの友人からの情報を得た。
それによるとこの今ついている20数個の実は昨年の秋に実の芽ができたものでかろうじて今まで成長したもののこの実は成長せずに枯れてしまう運命で、食べられる実はこの秋に新しい枝からできるものが本来の食べられる実として成長するとのことであった、とすればやはり今ついているこの20数個の実はやはり枯れて落果する運命である(残念!)。
この秋に何とか新しい枝ができてそこに実をつけてくれればと期待している。(2008年4月28日)

葉の成長は全く順調で、すでに4,5枚の葉は今まで見たこともなく大きく、これからの成長ぶりを思わせるものであるが、実の方はついに枯れて落下し始めている、ここ2,3日ですべて落下してしまう様相。
2008年5月2日撮影。
いちじくの鉢の移動
いちじくの鉢を今までおいてあった駐車場の隅からもっと奥の裏の土手のほうに移動した、成長してすっかり枝葉を伸ばして大きく広がったしまい、車の出し入れ、乗り降りの際に枝が車に接触して損傷してしまいう恐れがあるので安全のために移動した、新しい移動先は今までの場所と2mほど北側の奥になったが日当たりの点では今までと変わりはないと思うが風当たりは多少強いかもしれない、写真撮影の際には多少不便になったかもしれないが無花果の安全のためにはこの場所のほうが良いと思うので移動した。(2008年5月4日)

今日になって移動したいちじくを見てみると、先日来から枯れて実を落としている落ちた実の跡の根元に新しい芽のようなものが生えてきている、果たしてこれは葉の芽になるのかどうか?
2008年5月5日撮影。
順調に葉を増やして成長中、以前の場所よりも午後にも日が当たるようになって日当たりの点については今度の場所ん方がすっと良い。
2008年5月28日撮影。
しばらく観察していなかったが、今日になって気がついて見るとなんと! 1本の枝の8枚目の葉が虫に食われているではないか、こんなことは今までにはなかったことでこんなに固い葉でさえも虫の被害にあうとは。やはりこの枝はとなりの鉢植えのミニヒイラギの枝に接触してのでそこからの影響もあったのか?、以前の置き場所ではこんなことはなかったが。これも暑い日が異常にあった今年の異常気象の影響で虫の活動が活発なのかもしれない。
2008年6月18日撮影。
6月18日以来様子を見ていたが相変わらず葉の枚数を増やして順調に成長しているものの虫の被害が見られる、すべての葉に虫食いの跡があり、かといってどこかに虫がいるのかと探しみても見つからない、暑さの影響で虫の活動も活発となり周りにある鉢植えからの虫の移動などまたは土手の上の方からの虫の飛来など、以前の場所には起こり得なかった状況の影響もあるようだ、しかしこのように葉を広げて大きくなってしまい、以前の場所ではもう狭すぎておくこともできない、このままの場所で成長を見るしかない。
2008年7月25日撮影。
今年も落葉の時期が来た、昨年と比較しても成長もあまりなく葉の枚数も増えないし期待している実も全くつく様子がない、相変わらず虫の被害が見られる、すべての葉に虫食いの跡がある。友人たちからの情報によると鉢植えで実をならすには毎年の手入れが必要で、剪定や植え替えをすることが必須条件とのことである、来春にはそうした手入れもしたいと思う。
2008年10月7日撮影。


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